傷跡の症例写真　脚の傷跡を手術で修正

20代女性の患者様で子供の頃にできた額の水疱瘡跡を綺麗にしたいというご要望でした。
診察させていただいたところ、額の中央辺りのところにほぼ円形の大きめな水疱瘡の跡がありました。
傷跡修正手術（瘢痕形成手術）で傷跡を綺麗にすることになりました。
手術は局所麻酔下に行い、傷跡が額の横ジワに沿った一本の直線になるように紡錘形に水疱瘡跡を切除し、中縫いと表縫いで丁寧に縫合しました。
6ヶ月後には傷跡は額の横ジワと同化し、かなり目立たなくなりました。

受傷後間もない方で、非常に赤みが強く出ていました。この赤みを早く消したいということで、Vビームを照射。2回ほどの施術で、ご覧のように白くできました。
こうした怪我による赤みは、半年から1年経つと自然に和らぐ場合もあります。けれど体質によってはずっと残ってしまう方も。年数が経過した傷跡にも、Vビームは有効です。同時にステロイド注射をすると、より早くしっかりと赤みを目立たなくしていくことができますよ。

20代女性の患者様で、前腕のリストカットの傷跡を消したいというご要望でした。
現在は精神的に落ち着いており、新たにリストカットをすることはなくなったので治療することに踏み切ったとのことでした。
診察させていただいたところ、前腕の手掌側に全体的にたくさんの傷跡がありました。
傷跡を完全に消すことはできませんが、傷跡の横幅、面積、皮膚の伸び具合を考えて、2回に分ければ大部分を切除できると考えられました。
6ヶ月以上間隔をあけて分割切除することになりました。
手術は局所麻酔下に行い、6ヶ月間隔を開けて2回に分けて切除縫合しました。
2回目の手術が終わった後、ほぼ1本の線状の傷跡になり、リストカットの傷跡には見えない、怪我や手術による傷跡のようになりました。

20代前半の女性です。このように幅の広い傷が何本もあると、切って1本の傷にはできません。そこで、CO2レーザーによるアブレージョンを選択。術後すぐは細かなすり傷ができますが、数ヶ月も経つと落ちついて、この方のような状態に。熱湯をかぶってできた跡のようといえばいいでしょうか。
仕上がりの状態は、元々の傷の深さにも左右されます。この方の場合は浅い傷だったので、皮膚を削る量も少なくてすみ、かなりきれいになりました。深い傷の場合は、もう少し目立ってしまうこともありますが、火傷の傷跡のようになるのは同じ。リストカットと気づかれる心配はなくなりますよ。

まゆ毛の脱毛部分もほとんどなくなり、段違いも修正されて、かなりきれいになりました。
あと3~6ヶ月経つともっと傷は目立たなくなります。